臨場 #10(最終回)

6月24日(水)21:30〜22:24 O.A. テレビ朝日系列 タイトル(ラテ欄)「十七年蝉〜そして最後の検視・・・」


主婦・寺島弥生(岩橋道子)が射殺され、発見された銃弾から使われた拳銃が
17年前、倉石(内野聖陽)の妻・雪絵(京野ことみ)を殺害したものと同じ物であることがわかり、話が展開していった最終回。
最終回にありがちな過剰な演出がなく、これまで通り倉石の見立てを中心に坦々と進み、事件を解決し、
今まで通りのメンバーで新しい事件へ向かうというハッピーエンドで、好感が持てる終わり方でした。
17年前の事件を解決し、雪絵の妹・真里子(伊藤裕子)のバーで約束を果たせたことを祝い、無言でグラスを傾ける倉石と立原(高嶋政伸
かっこよかったなぁ〜。
現場では表面上いがみ合ってる2人だが、ホシを逮捕することに関しては互いに信頼し合っている所が泣かせますね。


今回は、妻を殺された男の復讐劇がメインでした。
復讐を成し遂げ、哀しみを癒すのか。
一日たりとも忘れずに生きていくのか。
民間人(小学校の校長先生)と警察関係者(検死官)との違いも交えて描かれてましたが
一日たりとも忘れずに生きていく方が幸せだし、復讐なんて無い社会の方がいいに決まってますね。
ただ、倉石の方が先に容疑者に辿りついていたら、復讐せずに止まっていたんでしょうかねぇ〜?
花を愛するやさしさを持つ反面、荒々しさも持ち合わせていたのでもしかして・・・。


「根こそぎ拾ってやれ」


妻の事件で根こそぎ拾えなかったから、この言葉が生まれたんですね、倉石さん。