任侠ヘルパー #7

8月20日(木)22:15〜23:11 O.A. フジテレビ系列
タイトル(ラテ欄)「非婚アラフォーのシングル介護」


またまた、現実でも有り得る介護の悲劇を見せられたような気がする。
自分の人生を犠牲にして、母親の介護を続ける独身40歳近くの女性・初美(西田尚美
介護のせいで仕事をクビになり、久々のデート中にふと携帯を見ると何十件もの着信履歴。
仕方無く自宅に戻り、理由を問うと「テレビのリモコンが無い」
張りつめた糸がプッツンと切れ、母親を殺そうと包丁を向ける初美。
駆け込んできた彦一(草磲剛)に初美はとっさに包丁を構え、気づくと包丁を突き出していた。
それを素手で受け止め、血が滴り落ちているにもかかわらず彦一は、母親に気づかれないよう
無言のまま、「しゃべるな」とばかりに初美に向かい首を横に振るのであった。


彦一という善良な第3者が制止しなければ、その女性は自分の母親を殺していただろう。


第3話で「ヘルパーは家族にはなれない」という台詞があったけれども、
家族の間に他人が入ることで、人間として失いかけていた何かに気づき、救われることだってあるだろう。
プライドを捨て、社会に救いを求めることも必要なんでしょうね。
認知症の母を捨てて男と逃亡した晶(夏川結衣)の行動も、解決策の1つであって責めることは出来ないでしょう。


将来、確実に迫られる介護について、色々と考えさせられた回となりました。


P.S.彦一のしゃべりはキツいですが、現実の方がもっとキツくて酷いですよね(笑) 反省、反省。