Dr.コトー診療所2006#11「逃れられぬ、医師の宿命」

12月21日(木)22:00〜23:24 O.A


星野彩佳(柴咲コウ)の手術が成功し、コトーこと五島健助(吉岡秀隆)が志木那島に戻るまでは良かったがラスト10分ぐらい、特に盛り上がることなく、いつも通りのゆったりした感じで終わったのが少々残念でしたが、いいドラマでした。
なんで、彩佳が島に戻って来ずに終わっちゃうのかなぁ〜〜〜。
印象的だったのは二人の医師の名言。以下に記して、本ドラマの雑感を終了する。


【鳴海慧(堺雅人)の名言】(文中の"君"はコトーを示す)
人の命を救うということは、本来、人間が踏み込んではいけない領域に足を踏み入れることだ。
そこに感情が存在した時、医者は大きな間違いを起こす。そのことを僕は妻のオペで思い知った。
あの事件の後、君は離島に行き、医者としてやり直したそうだな。
島の人達を家族だと思って、治療して来たと言っていた。
だが、僕はそのことに違和感を感じざるを得ない。
家族だと思って治療する。
そんなことが出来るわけがない。
家族というのは、その人間の人生を背負うということだ。
たった一つ命でさえ、それを背負うことがどれだけ重くて苦しいことか、それが愛する家族であればあるほど
君がやろうとしていることは、所詮、偽善だ。
島の人間が家族だと。
ふざけるんじゃない。
もし本当にそう思っているんだとしたら、それは君の自己満足だ。
今日のオペで君にもわかったはずだ。
医者は患者と家族にはなれない。なってはいけない。


【五島健助の名言】
医者って一体、何なんでしょう?
でも、医師であることの意味を問い続けることを放棄してはいけないと思っています。