ジーコジャパン最終戦 日本vsブラジル

ジーコジャパン終戦は大敗。
まずは、23人のサムライ達、ジーコ監督、日本代表に携わった全てのスタッフへ、多謝致します。
歓喜から絶望まで、ありとあらゆる感情を与えてくれたことに。


ジーコジャパンの初陣、2002年10月16日ジャマイカ戦。
中田英、中村、稲本、小野を初めて先発で起用し、前半7分、華麗なパスワークから小野の右足でのシュートで最初の得点。前半に限っては、個を重視したジーコの理想形を垣間見た気がしたが、最終戦までその理想形は完成することは無かった。
最後の得点は、2006年6月23日ブラジル戦の前半34分。
川口→中澤→坪井→稲本→加地→中田→玉田→稲本→三都主からのパスを玉田が、得意の左足を振りぬいての弾丸シュート。コース、角度、スピード共に百点満点で、その弾道は美しかった。
おいらがジーコジャパンの中(それ以前は名波)で最も応援してた玉田が決めてくれたことに、目を潤ませ歓喜した。
そして、前半46分の失点までのわずか10分間、奇跡が起こるかもしれないと思わせてくれたことに感謝。
その後は、世界との差を思う存分、見せつけられ、絶望と納得。試合終了後の中村俊輔のインタビューとピッチ上の中田英寿が印象的だった。


2006FIFAワールドカップドイツ大会1次リーググループF組、日本の成績は勝ち点1、得点2。
8年前より各1点上乗せしただけ。それが現実。
例えアジアで1番になっても、世界との差は縮まらない。
より一層、確固たる信念を持ち、世界で戦えるサムライを23人育てるしかない。または、登場するのを待つしかないのか。
ジーコが理想とするサッカーをするのには、日本選手のレベルが低く、時期早々だと感じたが、ジーコが日本選手にそれを教えようとしたか、また今後の日本代表にプラスとなるものを残してくれたかは疑問に残る。
ワールドカップの1次リーグを突破し、勝ち残るには、最低でもそれを成し遂げた監督が不可欠。
ワールドカップ優勝を最短で手にするためには、出来る限り効率よく経験を積み上げていくしかないように思うので、その監督選考は、今まで以上に難しく、間違いは許されない。


さぁ、4年後の南アフリカ大会に向けて、新たな戦いが始まる。
まずは、将来性のあるサムライを揃えた新星日本代表を見てみたい。