任侠ヘルパー #8

8月27日(木)22:00〜22:54 O.A. フジテレビ系列
タイトル(ラテ欄)「敵対組長襲来!!そして女の覚悟」


今回は任侠寄りの展開が目を引きましたが、「見捨てられた人間の思い」「延命治療」などがテーマだったように思えました。


序盤で介護施設「タイヨウ」のヘルパー・和泉零次(山本裕典)が「隼會」(←暴力団の名前)の若頭・鷹山源助(松平健)と
繋がっていたことが判明し、超ビックリ。
組員の零次は、彦一(草磲剛)、りこ(黒木メイサ)らの幹部候補生を監視する役割があったんですね。
隼會と敵対する鷲津組の組長・鷲津莞爾(竜雷太)が「タイヨウ」に入居してきたところから話が展開。
誰一人、面会に来ず、組から見放されたことを知った鷲津は、同室の脳梗塞の後遺症で言葉が出ない山浦夏夫(峯のぼる)と
徐々に仲良くなっていくが、突如、息をしなくなった夏夫は病院に搬送され、植物状態に。
面会に来ず、延命治療を望む夏夫の息子に対して、
「いつ面会に来るんだ! なんのために延命なんかするんだ! 捨てられた人間はどうなる」と
夏夫を同じ境遇の自分の思いをダブらせ声を張り上げる鷲津。
そんな鷲津に彦一は「鷲津を捨てたのはこの家族ではないだろう」と一喝し、反撃できない鷲津に
「帰るぞ」と声をかけ車椅子を押して病室を後にするのだった。
病室を出た所で礼を言いにきた夏夫の息子に対して、
「自分の都合で人の寿命を決めてるんじゃねえ」と説教する所を含めて、
彦一の決め所には、感動せずにはいられないね。


彦一と鷲津が乗り込んだエレベーターが閉まろうとした時、鬼の形相をしたりこが乗り込んできた。
りこの部下・久米武雄(田中哲司)が鷲津組の手下に刺され、その復讐に組長である鷲津を
殺そうとりこがやっていたのだった。
りこがナイフを鷲津に向けた所で番組終了。


ハラハラドキドキさせる展開の中、組員に見捨てられた組長といい、
認知症の母親・晶(夏川結衣)を気遣う息子・涼太(加藤清史郎)といい
ほろっとさせられる場面もあり、佳境に向けて見所満載でした。


晶が社長を解任させられそうだけど、裏で暴力団(隼會)が関わっているのかな???