日本代表 対 サウジアラビア代表

2007年7月25日（水）20:20キックオフ（日本時間同日22:20）ベトナム・ハノイ　ミ・ディン・ナショナルスタジアム
結果２−３（得点者：前半35分 ヤセル、前半37分 中澤佑二、後半2分 マレク、後半8分 阿部勇樹、後半12分 マレク）


−AFCアジアカップ2007 絶対に負けが許されない準決勝−


惜しくも負けてしました。
確かにサウジは強かったが、決して勝てない相手ではなかった。
前戦オーストラリア戦で指摘したように、フィニッシュまで持って行けば、つまりシュートさえ打っていれば、勝てたのではないかと思ってしまう。
先制点を許す前までは、日本の攻め込む回数が多く優位にゲームを進めていたように思えたが、シュートらしいシュートが無かったため、流れがサウジへ移ったような気がした。
この時間帯で、日本がサウジゴールを脅かさなかったこと、欲を言えば得点出来なかったことが１つの敗因かと考えます。
それでは、失点シーンを中心に雑感を少々、長めに書す。


・試合直前に、主審がオーストラリア人だと聞いて、嫌な予感がしました。
・１失点目は遠藤の不用意なファールから。
FKに対する反応の悪さはあいかわらずで、修正出来ずに失点を許す。要注意人物には徹底的なマンマークをしろ！！
・２失点目は右サイド（サウジから見て）でアル・バハリに縦に切り込まれ、精度のいいクロスを上げられた為。
対応していたのは遠藤。バハリにつなぐ右へパスを警戒してたのか？それともバハリを縦に走らすパスを警戒してたのか？どっち付かずのポジショニングが仇となり、無難に右へパスを出され、受けたバハリは縦にドリブルすると遠藤は付いていくことが出来ずにジ・エンド。
・２失点目はマレクのへディングシュートだったが、阿部のマークポジションの悪さが痛かった。
クロスに対して、阿部がヘディングをするも、その上を越されて失点を許す。阿部がボールではなく、人（マレク）を見て、体を寄せてマークすべきだった。
・３失点目も阿部のマークポジションの悪さが露呈。
この時、阿部は自分の左側に中澤がいたことをわかっていたのだろうか？
わかっていたのなら、マレクがドリブルで右に切り込んだ場合は中澤が対応すればいいのだから、縦に突破されないようにポジションを取れば良かっただけの話。
縦が空いていたので、マレクはそこに切れ込んで突破されてしまい、ジ・エンド。
・３失点目は、GK川口のポジションも悪かった。
狭い方（川口の右側とゴールポスト）にゴールされたら、あかんやろ〜！！
意図的にゴールポスト側にもっと寄って、広い方（川口の左側）にシュートを打たせるべきでしょうよ！！
・あいかわらず、交代劇が功を奏さず。交代要員のレベルが低すぎるのかな???
・救世主になれなかった羽生。疲れていないんだから、GKをよく見て空いている所にミドルシュートを放てよ！！
・日本のCKを残して、試合終了にするな！！主審


失点されたらパス回しが早くなり、２度追い付くことが出来たのは評価するが、それなら失点される前に死に物狂いでゴールを奪いに行けよ！！と言いたい。
グダグダ、好き勝手言いましたが、オシムが目指す「日本のサッカーを“日本化”する」へのチーム作りは、着実に結果を見せてくれているので、この敗戦で止めるべきではないだろう。
ただ個の能力の低さ、シュート意識の低さ、スタメンとサブとのレベルの乖離、これら３点はどうにかしてもらいたい。


次戦は、場所をインドネシアに移して、28日(土)韓国との3位決定戦（日本時間21時35分キックオフ）
おそらく先発メンバーを代えるとは思うが、いい内容で勝っちゃうとなんか複雑な心境になりそう。
なんで、活躍したメンバーをサウジ戦で起用しなかったのか？って具合に・・・
ちなみに、勝者には次回2011年大会の予選が免除されるそうです。


【オシムジャパン通算成績　１０勝３敗２分（得点２６ 失点１０）】
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/live/jpn_20070725_01.htm
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200707/at00013900.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200707/at00013990.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070726-00000010-ykf-spo