映画「ヴィレッジ(THE VILLAGE)」感想

BZ198809212004-09-17

金曜日は、清掃業に勤めている母の休みの日。倉敷チボリ公園で、15:30からの吉幾三のコンサートを見てみたいというので車で連れていった。帰りまで時間があるので、倉敷イオンのMOVIX(http://www.movix.co.jp/)にて映画を見ることにしていた。
見ようと選んだ映画は「ヴィレッジ(THE VILLAGE)」
なぜかと言うと「シックス・センス」「アンブレイカブル」「サイン」の監督M.ナイト・シャマランの最新作だったから。「シックス・センス」は映画館、「アンブレイカブル」はビデオで見たけど、仕掛けられた罠に見事にはまり、謎が解かれた時には「はっ」と驚いたものだ。特に「シックス・センス」は良かった。上映時間13:20の10分前には着席。全310席のうち30人程がいただろうか。本編が始まる前には、お約束の映画の宣伝が。「やっぱり日本のホラーが一番怖い」という宣伝文句で始まった「感染」「予言」(http://www.j-horror.com/# 2本立て10月2日公開。)宣伝だけあって、怖いシーンのオンパレード。本編が始まる前から、ビビらせてどうするんだって感じ。「インファナル・アフェア 無間序曲」(岡山では9/25公開)の宣伝もあって、前作と主役の俳優(2人)が変わっていたが全3部作だけあって、見たい衝動に駆りたてられた。本編の感想としては、今回も見事にだまされたって感じで楽しめたけど、他作品に言えることだが謎が解かれていくシーンはもう少しゆっくり、丁寧に描いてほしかった。上映時間が108分と決して長くないが、正直、中盤つまんないなぁ〜って思ったことは否めないが、急に一瞬映るモンスターの初登場シーンは、急すぎてびっくりした。あと、音の出し方も結構怖いところがあったり、始まってすぐの出演者や制作者達の名前が淡々と写り出された背景が、後半の対決シーン?の場所だったのは、良くできているなぁと感心した。上映後、ロビーの映画のチラシを置いてある場所で「ヴィレッジ」のチラシ(写真参照)を発見。解読マニュアルと書かれていたチラシには『WARNING 映画の醍醐味を損なう恐れがありますので「ヴィレッジ」をご覧になった後で、中面をお読み下さい。』とあり、2枚折りになっていて、中身が見えないよう丁寧に金色のシール(中央右側)が貼ってあった。この徹底ぶりにちょっと感心しながら、シールを剥がし中面を読むと、謎が解読されていてすっきりとした感じ。ぜひとも、映画(ビデオでも)を見た人は読んだ方がいいでしょう。この中の映画監督が語っていることを抜粋すると 「この映画にとっての超常現象は<愛>なんだ」 とある。確かに後半の重要なシーンに入る前、周りですすり泣く音がしてきて、泣くほどでも無いだろうといぶかっていたけど、主人公の少女に感情移入している人は泣けるんだろうなぁと妙に納得してしまった。
最後に一言。それにしても、映画に出ていたお金持ちの年長者達は、すごい世界を創り出したものだ。もしかしたら、世界中のどこかに映画で描かれていたヴィレッジ=村がありそうな感じ。